12月28日月曜日
土曜日に営業を開始して今日で三日目。昨日は朝はガスがかかっていましたが、徐々に切れていき、午前中から穏やかな一日となりました。昨日来られた方はラッキーでした。この先正月前後は荒れ模様の天気予報になっていますからご注意ください。
週末は入山者が少しあったのでトレースはできましたが、新たな降雪によりリセットされると、どこにそのトレースが潜っているのか分かりづらく苦労するかもしれません。この週末も、この新雪降り始めの時期にもかかわらず、アイゼンしか持ってきていない方がいました。よっぽど体力に自信があるなら良いですが、スノーシューやワカン持参が一般的です。「ワカンでもきついな」とおっしゃってる方もいました。まだしばらくは必携です。

ところで、昨日登山された方から連絡あり、ツアーコース内にてピッケルの落し物を見つけたとのことです。写真のグリベルのものです。その方が保管されているとのことですから、お心当たりある方は山荘までお知らせください。よろしくお願いいたします。
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12月25日金曜日
明日からの営業に向けて準備がほぼ出来上がりました。ツアーコースから山荘までの間にも赤布を取り付けました。年末年始はいつものことながらコース取りが難しいです。分岐看板から車道に出るまで(いつもと違って標高点2435付近)が、藪をすり抜けながら少しジグザグしています。また雪の下地が出来ていないため踏み抜きそうな所が何ヵ所もあります。 この作業は昨日したので、今日はその上に30~40cm新たに積もっています。スノーシューやワカンで山荘へ来る場合はこの区間のラッセルに時間がかかるでしょう。 私が踏んだトレースを外すと腰辺りまで埋もれるかもしれません。十分ご注意ください。この冬はいつもと違って入山者は減るでしょうから、初めから他人のトレースを当てにしての入山は危険です。一昨日も書きましたが、自分のスキルレベル(乗鞍はラッセル力と読図力が必要)ぎりぎりの所へ行くのではなく、余裕を持って歩ける山に入山するようにしましょう。
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12月23日水曜日
年末年始の営業に向けて、本日入山しました。雪が続いた先週の寒波の時と比べると、今日は穏やかな一日で晴れ晴れとした気持ちの入山初日となりました。その寒波が来るまでは、今年も雪の心配をしていましたが、なんとか間に合いました。写真1枚目はゲレンデトップの少し先、2枚目がツアーコースから位ヶ原に出た辺り(2440m付近)からの剣ヶ峰周辺です。ツアーコース内は藪が所々出ていますが、シールで登るには問題ない程度です。ただ、初めてのまとまった雪だったので、まだその下はスカスカの状態で下地ができていません。スノーシューやワカンでは踏み抜きがあるでしょうから十分お気をつけください。3枚目は山荘前です。玄関前で120cm程の積雪でした。昨年末は極端な少雪だったので、ツアーコースは使用困難となり夏の登山道経由をお奨めしましたが、今の状況であればツアーコースからのアプローチは可能です。スキー場リフトの運行状況は事前にご確認ください。

雪山シーズン初めは雪の感覚を取り戻すために、ご自身のスキルよりレベルを下げて入山される方が多いと思われますが、今年は更により慎重な行動計画を立てて入山してください。長野県や警察からもそのような要請が出ています。遭難事故などにより、医療機関への負担を増やさないためというのが大きな理由です。そういった現在の状況もご理解の上、入山してください。よろしくお願いいたします。

営業開始は26日土曜日の予定です。
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