1月1日水曜日
明けましておめでとうございます。新年は穏やかな朝日と共に明けました。気温は-11℃程。風もそれほどなく、お客さんはゆっくりと眺めることができたようです。私はと言いますと、いつものように調理室から食事の準備をしながらの初日の出でした。よい一年となりますように。
しかしながら、あっという間に雲が現れ9時過ぎには雪が降り始めました。その後は風も強まってきて、夕方までに約10cm程の積雪となりました。
昨日は、乗鞍を語る上で忘れてはならないお二人の重要人物が宿泊されました。一人は乗鞍をホームに活躍する「リトルピークス」小峰ガイド、もう一人は長きに渡り乗鞍の情報を皆様にお伝えしている「乗鞍大雪渓Website」山田マスターです。
小峰ガイドはお客さんを連れてのスノーシューツアー。彼が選んだルートは、休暇村リフト乗車後、カモシカゲレンデを少し上がって車道に出て、その後は車道と登山道のミックスでした。彼は「ツアーコースの下見もしましたが、今日はこのコースが最善と選択しました。ツアーコース出てから天候悪い中で吹かれるのはいやですから」とのこと。
山田マスターはスキーでシール歩行しながら取材活動です。「慣れた方であれば、シールで登ることは大きな問題はないと思います。だけどツアーコースから山荘へ来るのは赤布無しで初見で来るのはちょっと?悪天だと特に難しいのでは。」
今日は、他にも何度も通っている方が来ましたが、「赤布無しでも来れましたが、薮が多くルート選択が難しかった」とのこと。
みなさんの言葉参考にしてください。
今日もまた新たな問題行動お伝えします。昨日夕方4時半頃宿泊予定者から電話がありました。「あと30分ぐらいの所まで来てます。もう少しで着きます」と。私が「今どこですか」と聞くと、「冷泉小屋の少し下です」とのこと。完全に夏の登山道のコースタイムを鵜呑みにしてます。実際到着したのが7時30分過ぎ。話になりません。時々「コースタイム教えてください」と問い合わせもありますが、冬はコースタイムなんて何とも答えられません。昭文社の地図等のコースタイムは雪のない時期の話で、積雪期は雪の状況によって大きく変わってきます。もちろんその方の体力経験等にも左右されます。 地図を見て、「これぐらいの標高差でこれぐらいの傾斜、雪の状況が深ければ 何時間かな」と自分で考えれるようになりましょう。繰り返しますが厳冬期だということを忘れずにお越しください。

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